いつから結婚指輪が日本でつけられるようになった?

結婚を決めたふたりが最初にする高価なお買い物といえば結婚指輪。 夫婦であれば日頃から結婚指輪をはめて生活するのが当たり前になっていますが、そもそも日本で結婚指輪が定着したのはいつ頃からなのでしょうか? そこで今回は、結婚指輪の歴史や由来について紹介します!   まず始めに結婚指輪の歴史について説明すると、そのはじまりは9世紀にまでさかのぼります。 結婚指輪に関するもっとも古い言い伝えは、当時のローマ教皇であったニコラウス1世が妻に指輪を贈ったというものであり、これを機に貴族や上流階級の間で結婚指輪の文化が広がったと言われています。   円い形をした指輪は「永遠に途切れることのない愛情」を意味するとされ、夫婦の絆を深め、愛が永遠に続くようにとの願いを込めて、結婚指輪の交換をするようになったのだそうです。   しかし日本では鎖国の影響があり、指輪という宝飾品がなかなか入ってきませんでした。 そのため当時は、「指輪をする」という習慣や概念そのものがなかったといわれています。   日本において指輪が広まったのは江戸時代後期ですが、庶民の間にも広まったのはそれよりもっと後と言われています。 本格的に結婚指輪が根付いたのは、やはり戦後になってからでしょう。 一般的には、西洋の文化が一気に広まった高度経済成長期のあたりからだと言われます。   このころから生活様式も西洋にどんどんと近づいていき、 結婚式の内容も西洋に近づくことになりました。 また、昭和40年代になるとジュエリー会社のキャンペーンの影響も手伝って、一気に結婚指輪の文化が広く一般にも受け入れられるようになったといわれています。   こうした結婚指輪の由来や歴史を知っていると、より結婚指輪が神聖で重みのあるものに思えてきますよね。 夫婦ふたりの愛の証でもある結婚指輪は、一生の宝物としていつも身に着けるものです。 心からお気に入りと思える結婚指輪を手に入れて、いつまでも幸せに過ごして下さいね!