ダイヤモンド生成~店頭に並ぶまでの過程

古くから婚約指輪や結婚指輪などに用いられてきたダイヤモンド。 その希少性については、みなさん漠然とイメージはできると思います。 しかし、実際にダイヤモンドを採掘してから店頭に並ぶまでの過程は、謎に包まれていますよね。 そこで今回は、ダイヤの生成から店頭に並ぶまでの秘密を紹介したいと思います。 まずダイヤモンドは、世界各国の鉱山で原石が採掘されますが、発見できることが最初の奇跡といえます。 ダイヤモンドの原石は炭素が圧力によって押しつぶされることで生成されるのですが、気圧や温度など一定の条件が満たされた場合のみ生成されます。 少しでも条件からそれると黒鉛となってしまうため、ダイヤへと生成されること自体が奇跡なのです。 次に、世界中で採れたダイヤモンドのほとんどが、イギリスにあるデヴィアス社へと送られます。 これは、デヴィアス社が世界で採掘されるダイヤモンドのほとんどのシェアを持っている為であり、その後に研磨工場でカッティング、全世界の取引所へ運ばれ、最終的に各国のジュエリーショップへと届けられるのです。 この一連の過程で、「原石検査」「鋸引き」「胴削り」といった作業を経るのですが、ここでも厳しい選別が行われます。 そして鑑定によって、宝石としての価値が認められなかったものに関しては、流通途中で経路から外されて工業用に回されることもあります。 こういった過程を無事通過した数少ないものだけが「ダイヤモンド」として流通し、お客様の元へ渡ることが許されるのです。 こうしてみると、ひとつの原石がダイヤモンドとして店頭に並ぶことが、どれだけ凄い奇跡と言えるかわかると思います。 だからこそ、自分にぴったりのダイヤを見つけることと、愛し合うふたりの出会いは同じくらい奇跡と言えるのではないでしょうか。 ダイヤの生成過程を知り、その希少性と価値を理解した上で手に入れた時、あなたはまた違った満足感や充実感を得られるはずです。 ぜひ、あなただけのダイヤを見つけて下さいね!