連日シリーズでお伝えしている「当店デザイナーが選ぶお気に入り宝石のご紹介」も今回で7回目。
本日は、オパールのご紹介です。それでは最初に、基本データを記載いたします。
和名:蛋白石
誕生石:10月
硬度:5.5-6.5
主な産地:オーストラリア、ブラジル
宝石言葉:幸運、自由、寵愛
オパールの最大の特徴は、なんといってもその「遊色効果」です。
遊色効果とは、ひとつの石にまるで虹のように様々な色が浮かび上がり、見る角度によって変化して見える現象を言います。
こうした美しい色彩の変化がみられる要因は、石内部に起きる光の回折によるもので、オーロラと同じメカニズムと言われています。
ただし、全てのオパールでこうした色彩の変化が見られるわけではなく、遊色効果のある石をプレシャスオパール。
遊色効果のない石をコモンオパールと呼んで、区別しています。
そんなオパールですが、色合いが変化する性質から占いの道具として利用されたり、その圧倒的な美しさから「幸福の石」「希望の石」として大事に扱われ、同時に多くの人々を魅了してきました。
特に古代ローマでは、エメラルドに次ぐ高価な宝石として、重宝されていたという話もあります。
以上のように、他を圧倒するその美しさも手伝ってか、オパールが持つ石言葉はどれも明るく幸福な意味がほとんどです。
そのせいか「神の祝福を受けた石」とも言われています。
そのため、持っているだけで幸福なことに恵まれそうな石ですし、「最近ついていないなぁ」と感じる人には、成功へのチャンスを与えてくれる幸せの石となるかもしれません。
また石言葉のなかに「幸せな家庭」という意味もありますので、婚約指輪の宝石として利用したり、結婚記念日のプレゼントの指輪にオパールを使用するのも素敵なことだと思います。
日本では婚約指輪にはダイヤモンドを使うのが常識になっていますが、海外では自分の思い入れのある石を使うのが通例です。
ぜひぜひオパールを使って幸せなパートナーを見つけてくださいね!