ジュエリーを身に着けるときのTPOとは?

ジュエリーを身に着けることは装いのなかでもポイントとなり、人の目を引くものですよね。 それだけに、ジュエリーもTPOを間違えると、他の人に不快感を与える『マイナス』な印象を与えますし、上手に表現されれば『プラス』なイメージに演出してくれるのです。 ジュエリーのTPOのなかでも避けなければマナー違反になる『冠婚葬祭』について、ポイントをまとめご紹介させていただきますね。   冠婚葬祭とは日本の古いしきたりです。 その中でも『葬』である悲しみの席での基本は『控えめ』にあります。 亡くなられた方との間柄が近ければ近いほど、ジュエリーは着けないほうがいいといわれています。 そのうえで、フォーマル用のジュエリーを身に着ける際は、下記の注意点を心得ておきましょう。   ■パール(真珠)が最も安心して着けられるジュエリーです。
  • 色はホワイトやブラックなど地味な色に。また留め金もできれば白い地金で目立たないものにしましょう。
  • パール(真珠)ネックレスでは一連のシンプルなものが好ましいでしょう。二連、三連のネックレスは派手になり、悲しみが『度重なる』という意味にも通じますので控えましょう。
  • イヤリングやピアスは、1粒珠で飾り物がないのがふさわしく、揺れるタイプなどは派手になるので避けましょう。
  また、悲しみの席でのブライダルリングについては、結婚指輪については外す必要はありませんが、逆に婚約指輪ははずすべきといわれています。   一方冠婚葬祭の喜びの席『婚』ではもう少し自由に考えても問題ございません。 ただ、列席者として美しく装うことは必要ですが、華美となり主役よりも目立ってしまわぬよう注意することが必要ですよね。   また、最近は披露宴の形式も多様化し、両家の主要な関係者が出席するフォーマルな会から、友人同士のカジュアルな集いまでさまざまなスタイルがあります。 あるいは、披露宴だけでなく、式に列席する場合もあり、TPOの設定も迷うこともあります。 こうした場合、ジュエリーのコーディネートプランを2~3案考えておき、会場の雰囲気を確かめてから、ジュエリーのコーディネートを決めることも大事なことだと思います。   ぜひ、参考にしていただければ幸いです。