ジュエリー用語集⑤

4C ダイヤの等級(品質)を表現する4つの国際評価基準のこと。評価項目は Color(色)、Clarity(透明度)、Carat(重さ)、Cut(研磨)の4点で、それぞれの頭文字から4Cと略して表記されることが多い。ダイヤモンドにおいては、無色に近いほど高い評価がされ、逆にイエローがかっているものほど評価が下がる。また、傷や内包物の大きさ・位置・数によっても評価は変わる。ちなみに、重さの単位とCarat においては1ctが0.2gと決められている。 メレダイヤモンド 『メレ(melee)』とは宝石の大きさを表し、フランス語で『小粒石』の意味を表すとおり小さめの宝石のこと。厳密にいうと、メレダイヤとは一般的に0.1ct以下の小さなダイヤモンドのことを指し、中石を引き立てる脇石や、エンゲージリングやマリッジリングを飾るダイヤモンドとして使われることが多い。メレダイヤは飾り方によって、ゴージャスな印象にも華奢な印象にもでき、可愛らしい雰囲気を演出できる点でも人気がある。 石留 ジュエリー加工の工程のことで、台座や金枠に宝石をセットする作業のこと。「留め」といったり、「セッティング」と表現することもある。「石留め」は宝石を地金の枠にしっかりと固定する役割とともに、デザインを構成する大切な一要素ともなっている。枠のデザインと石留め部分を一体化させることで、枠自体や宝石そのものをより美しく見せることもできる。一般的な石留の種類として爪留め、覆輪留め、芯留め、彫り留めなどがある。 石座 石をセット(飾る)台座のこと。台座についている爪が宝石を支えるところから、「爪座」と呼ぶこともある。爪の本数は4本が多く、3本や6本の場合もある。担う役割は、石を固定し、かつ傷つけないよう保護すること。そして、石と指輪をなじませたり、石が放つ光の強さを調整することであり、石を美しく見せることも重要な役割になる。ほとんどの指輪が石座によって宝石を固定するが、アームの張力だけで石を支える方法も中にはある。